営業の仕組み

消費者金融ビジネスの営業の仕組みを理解する際に、「契約特性」、「与信審査」及び「債権管理」はキーワードになります。

契約特性

リボルビング契約
現在、多くの消費者金融会社が「リボルビング契約」という契約方式を採用しております。この方式の契約は、申込者の信用力に応じて、あらかじめクレジットライン(利用限度額)を設定し、その限度額の範囲内であれば、繰り返し利用できるという特徴があります。また、毎月のミニマムペイメント(最低支払額)を定め、任意での追加返済も自由にできます。利便性が高く、利用者自身のスタイルに合わせてフレキシブルな取引を可能とした契約方式です。

利息の日割り計算
消費者金融を利用される際に、利息は「日割り」で計算されます。この計算方式によって、利用者は利用日数分の利息を支払うだけで済み、消費者金融会社の充実したCD/ATMネットワークをうまく利用すれば、無駄のない返済が可能です。    

与信審査

消費者金融ビジネスの本質は「リスク・プライシング」であり、利用者の信用力に応じて、利用限度額や金利を設定しております。従って、消費者金融会社にとっては、適正与信を徹底することによって、不良債権の早期抑制および利益の向上という効果があります。
 
消費者金融会社は、新規契約時の「与信審査」及び契約後の「途上審査」を通じて、与信管理を行っております。個人信用情報機関の利用による利用者の信用情報の把握に加え、各社独自の「スコアリングシステム(自動与信審査システム)」は、適正与信の土台となっております。特に消費者金融ビジネスのノウハウとも言われる「スコアリングシステム」は、消費者金融会社が統計学の原理をもとに、自社の膨大な顧客取引データを分類・解析した上で作られた与信データベースであるため、融資申込者の個人データを入力するだけで、即時に融資の可否や利用限度額などの与信判断情報を示すことができます。高精度のスコアリングシステムの登場によって、消費者金融会社は即時融資を実現し、融資残高の拡大による規模の利益を追求できるようになりました。
 

債権管理

消費者金融会社では、営業貸付債権を「通常債権」(返済が約定通りに行われている正常債権)、「管理債権」(返済期限日までに入金のない債権)、「貸倒債権」(何らかの理由で長期にわたって入金されない債権や破産、債務整理などを申立した債権)の3種類に分類し、債権管理を行っております。
 
基本的に、債権の回収には「電話による回収」、「文書による回収」、「訪問による回収」及び「法的手続きによる回収」の4つの回収手段があります。なお、当社ではコールセンター体制を確立しており、お客様のご希望など特段の事由がない限り、「訪問による回収」は原則禁止としております。
 
一般的には、初期の延滞は入金日忘れなどによるものが多く、深刻な延滞に結びつくことは多くありません。こうしたケースの大半は、担当者からの電話や書面連絡などで容易に解決することができます。一方、様々な事情によって返済困難に陥った顧客に対しては、大手各社は面談によるカウンセリングを実施し、密接なコミュニケーションを保ちながら、金利減免や支払期日の延長などの返済条件の見直しや家計管理に関するアドバイスなどを行い、無理のない返済の実現を目指しております。なお、長期にわたって返済が停滞している債権につきましては、消費者金融業者は社内の基準に沿って、クレジットコストとして、貸倒償却処理を行います。

    


 
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